1948-06-23 第2回国会 衆議院 予算委員会 第38号
○原(健)委員 次に私の非常に痛心しておる問題は、出征遺家族の問題であります。大東亞戰爭において、戰病死したものは大体五十万くらい、傷ついたり、病氣になつたり、いわゆる傷病者というものが六百万以上だと私は考えます。これらの方たちに対しては、もちろん連合國からのデイレクテイヴなんかもありまして、恩給は昭和二十一年の勅令によつて廃止されております。
○原(健)委員 次に私の非常に痛心しておる問題は、出征遺家族の問題であります。大東亞戰爭において、戰病死したものは大体五十万くらい、傷ついたり、病氣になつたり、いわゆる傷病者というものが六百万以上だと私は考えます。これらの方たちに対しては、もちろん連合國からのデイレクテイヴなんかもありまして、恩給は昭和二十一年の勅令によつて廃止されております。
○磯崎委員 最後にいま一つお尋ねしまするが、先ほどもちよつとお話があつた出征遺家族の救濟問題であります。戰線に夫を送つて孤獨な身に小さな子供を抱えて、このインフレの激浪に飜弄されておるところの氣の毒な家庭でございますが、こうしたものに對する救濟は、生活保護法において行われておるというふうに聞いております。しかし單にその程度では、なかなか容易なことでない。
○大野(連)政府委員 ただいま出征遺家族の保護の問題についての御質問でございます。御承知の通り、生活保護法が施行されまして、すべて保護は無差別平等にやる建前に相なつておるのであります。從つて出征遺家族のみを特に一般と離して保護することは、法の建前上なかなか困難になつておることは御承知の通りであります。